【GWの海はどうなる】サーフィンに実は感染リスクがあった!?【27日更新 今週の海は】

 

新型コロナウイルスの感染拡大を止めるべく、政府は緊急事態宣言を全国に拡大。
「ステイ・ホーム」を合言葉に、不要不急の外出自粛が求められています。

 

 

都市から地方の海に押し寄せたサーファーに批判が相次いだ

サーファーに対して

「みんな自粛している。サーファーは自分さえ楽しければ、それでいいのか」

「海は3密ではないが、サーファーは車で出かける間にコンビニや公衆トイレに立ち寄る。それが問題」

「東京から地方に新型コロナウイルスを運ぶ行為」など、批判が集中。

これらの批判を受けてホリエモンこと、実業家の堀江貴文氏も自身のツイッターに「ゼロリスク厨が力を増したきた。マジ危険」とツイート。

 

日本サーフィン連盟がメッセージを発信

 

もちろん、多くのサーファーは外出を控えているでしょう。

 

事実、日本サーフィン連盟(NSA)は4月22日、全国のサーファーへの自粛を感謝の言葉で始めました。

 

「地方への移動自粛、行政機関の指示の厳守にご協力ありがとうございます」(NSA公式ホームページ 2020.4.22「全てのサーファーの皆さんへ」)

 

このように、NSAはサーファーやサーフィン関係者にリスペクトを伝えたあと、問題化した行動に関わるサーファーに向け、メッセージを語り始めるのです。

 

(以下記事より一部引用)
全てのサーファーの皆さんへ、緊急事態宣言が発令中の不要不急の外出自粛を守ってください。
(中略)
県をまたいでの外出は無論のこと、不用意に生活エリアを超えた移動をしないこと、それが命を守ることにつながります。接触機会の8割減少をクリアすることで、早期の収束を迎えることができます。5割6割ではこの状態が、長く続いてしまいます。

外出自粛の意味を一人一人がよく理解してください。今、私たちが出来ることは、コロナ感染のリスクを無くすこと、出掛けない、人に会わない、一番大切なのは、Stay At Home です。

求められているものは「社会への責任」です。
(引用ここまで)

 

 

実際、サーフィンの感染リスクは?フランス・パリではセーヌ川から新型コロナウイルス検出

先日、フランス・パリのセーヌ川で採取された水から、新型コロナウイルスが検出されました。 排泄物など、感染者のウイルスが下水を通じてセーヌ川に流れ込み、検出されたというのです。

(参考記事「パリの「雑用水道」から新型コロナ」https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3960726.htm?fbclid=IwAR0391K8Maj7Me5_7NT9YXFRNHGQCl4s_PdNwFoyuJqmhON-vvVYE8uQSGo)

 

パリの下水に新型コロナウイルスが流れ出たということは、生活域に近い浜辺 ―― とりわけ河口付近の海ならば、ウイルスが検出されるかもしれません。もしも、こうした浜辺で海水浴やサーフィンをすれば、知らず知らずのうちに、新型コロナウイルスに触れてしまうでしょう。

 

ただ、水中に流れ出た新型コロナウイルスは、感染リスクが極めて低いようです。セーヌ川に流れ出たウイルスの量も微量であり、触れたり飲んだりしても感染の可能性は極めて低いと言われています。

 

日本国内については、とくに水道水は塩素で消毒済み。厚生労働省もホームページ上で、生活用水の安全性を報告しています。

 

やはり新型コロナウイルスは人から人へ、あるいはモノを介して感染するようです。

 

今回、押し寄せたサーファーにしても、海やサーフィンで感染するリスクは高くないかもしれません。

 

 

海辺の駐車場が次々閉鎖されるように

そうはいっても、サーファーが車で出かければ、駐車場は混雑します。当然、周辺のコンビニや飲食店、シャワー・トイレなど陸地における感染リスクは高まり、他人にうつす危険性もこれに比例します。

 

また、国内では桁違いの新型コロナウイルス感染者を出す東京近郊から、感染しているサーファーが地方の海岸に向かえば、移動中 ―― そして海岸付近でウイルスを広げてしまうでしょう。

 

メディアの報道やNSAの注意喚起を受け、千葉や宮崎などサーフポイントがある海岸は、駐車場を閉鎖するようになりました。

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大や外出自粛、非常事態宣言など、突然の出来事に戸惑い、不安感がのしかかる時勢です。

 

海岸に出かけるサーファーもストレスがあり、海岸に出かけるにしても、リスク管理を行っていたでしょう。
「車で海に行ってサーフィンするはダメなのに、車で公園に行くことは許されるのか」という指摘もあります。

感情的・短絡的な批判はスケープゴートや新たな差別を生み出しかねません。

 

大事なことは、今年のゴールデンウィークの過ごし方を私達一人ひとりが考え、実践すること。
社会や暮らし、将来、そして命に対する意識が問われているようです。

 

 

2020年4月27日 更新:湘南からサーファーが激減した

 

4月25日(土)、神奈川県の湘南エリアの海岸を訪れる人が大幅に減ったというニュースが入りました。
先週末は多くのサーファーでごった返していたのが、嘘のようにいなくなったようです。

以下、NHKのNEWSWEBより引用

先週末の日曜日は多くの人が神奈川県の湘南エリアなどを訪れ、道路が渋滞したり海岸が混雑したりしたことから、県や藤沢市などの海岸沿いの自治体は繰り返し来ないように呼びかけました。

 

藤沢市によりますと、25日は、江の島や市内の海岸の人出は大幅に減り、海岸沿いの国道でも交通渋滞は発生しなかったということです。

 

江の島の商店が並ぶ通りでは、ほとんどの店が閉まっていて、不要不急の外出を控えるよう呼びかけるアナウンスが繰り返し流れていました。また、海岸沿いの国道の電光掲示板には「今は、神奈川に来ないで」というメッセージが表示され、市の職員が交通量や走行する車のナンバープレートを確認していました。

 

(中略)

 

市内で45年続くサーフショップの店長、牧野拓滋さんは、今回サーフィンの自粛を呼びかけた1人で、先月から、サーフィンスクールや貸しロッカーなどの営業を休止しています。牧野さんは、「経営のことを考えると複雑ですが、自粛の動きに協力することも店の使命だと考えています。今は我慢して、終息したら、またみんなで海を楽しみたいと思います」と話していました。

 

(引用ここまで)

 

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