新型コロナの影響で、さまざまな助成金が出てきました。 今回は筆者が雇用調整助成金を獲得するために実際に学んだことを記事にしてみました。
人気記事→【2020年度版】ウイスキーのオススメ銘柄〜初心者向けから贈答用まで〜
新型コロナウイルス対策による特例措置として企業や個人を守るために全国民に対して10万円を支給する「特別定額給付金」や、休業手当を支給する「雇用調整助成金」など、政府から様々な助成金が支給されています。
特に、この「雇用調整助成金」は失業者を増やさず国民の生活を維持するための最重要な助成金ともいわれています。
しかし、異なる助成金を申請する場合、この助成金を受け取ることができない可能があることをご存じでしょうか。下記に併用不可の可能性がある2つの助成金について記載します。
【雇用調整助成金】とは
雇用調整助成金とは企業や個人事業主が支払う休業手当額の一部を国が肩代してくれる特例措置です。
「雇用調整助成金」の制度
対象事業:新型コロナウイルスの影響を受ける事業主
経営状況:直近一ヶ月の売上が前年比同月で5%以上減少
対象者 :事業主と雇用関係にある労働者(雇用保険非加入でも可)
助成率 :10/10(対象労働者一人当たり一日8,330円が上限※)
適用日 :令和2年4月8日以降の休業までさかのぼり可
支給日数:1年間で100日間+ 2020年4月1日から6月30日の緊急対応期間
手続き :計画書の事後提出(6月30日まで)が可能
※下記の条件を満たした場合に限ります
・労働者の休業に対して100%の休業手当を支払っている場合
・8,330円(上限額)以上の休業手当を支払っている場合(当然ですが支払っている以上の助成金はもらえません。)
【キャリアアップ助成金】とは
キャリアアップ助成金は、厚生労働省が管轄する制度で、短時間労働者、派遣労働者など非正規雇用労働者のキャリアアップを図る事業者に対し助成金を支給する制度です。
キャリアアップ助成金は目的ごとに8コースに分かれており、コースに応じたキャリアアップ計画を達成することで助成金を受け取ることができる制度です。
「キャリアアップ助成金」コース一覧
1.正社員化コース
2.人材育成コース
3.賃金規定等改定コース
4.健康診断制度コース
5.賃金規定等共通化コース
6.諸手当制度共通化コース
7.選択的適用拡大導入時処遇改善コース
8.短時間労働者労働時間延長コース
【併給調整】片方の助成金しかもらえない可能性が
助成金の原則として、支給の対象が同一とみなされるものは片方しか対象にならない場合があります。これを併給調整と呼びます。組み合わせによって様々ですが、社労士の見解では、今回紹介する「雇用調整助成金」と「キャリアアップ助成金」はどちらも都道府県労働局が運営しているためこの併給調整に引っかかる可能性があるとのことです。
【申請期間の被りに注意】
今後、助成金の利用を考えている企業はもちろんですが、すでに申請を計画している企業は要注意です。例えば、「キャリアアップ助成金」の正社員化コースでは、申請まで1年という期間が必要になるため、去年から今年にかけて「キャリアアップ助成金」の申請を計画していた場合、雇用調整助成金と被ってしまう場合あるからです。
まずは現在申請中(申請予定も含む)の助成金と併給ができるかどうかの確認が必要です。もし現状で併用ができない場合でも、「雇用調整助成金」の適用範囲が転がる可能性は十分考えられるので、助成金制度のチェックをしていきましょう。