今回のショーはキャンピングカー購入検討者だけではなく、キャンピングカーの自作を考える方にも面白いショーです!
なぜなら、簡易型キャンピングカーの展示が増えており、参考にできる室内装備や、アイデアを見ることが出来ます。
目次
2極化するキャンピングカー
①高機能型キャンピングカーと値段を抑えた簡易型キャンピングカー
ナッツRVに代表される、高性能のキャンピングカーは昨年からさらに進化を遂げています。
特に各社サブバッテリー搭載容量が大きくなり、車内で家電が自由に使用できるようになっています。
それを実現させているのが、コンパクトで軽量な「リチウムイオンバッテリー」です。
各ビルダーで取り組みが進んでいます。わかりやすく言うと、通常サブバッテリーを収納していた場所に、2倍の容量が積めるようになりました。
そのため使用できる家電の出力や、使用時間が伸びています。
②室内家電の大型化、高出力化
上記サブバッテリーの「リチウムイオンバッテリー」が可能にしたのが、ルームエアコン、電子レンジ、冷蔵庫といった高出力家電が長く使えるようになったことです。
そして、今はこの「リチウムイオンバッテリー」をいかに充電できるかを各社競っている状況です。今後も日進月歩で進化していくことでしょう。
③軽自動車の新型ベース車として「アトレー」に注目
これまで軽キャンパーのベース車はスズキ「エブリイ」が一強でした。そこにホンダの「N-BOX」「N-VAN」が参入し、軽キャンパー人気に火が付きました。
キャンピングカー比較ナビでも常にホワイトハウスのN-VANコンポ(https://cchikaku.com/cardata/n-vancompo/)、オートワンの給電くん(https://cchikaku.com/cardata/kyudenkun/)は上位に入っています。
そこへ新しくなったダイハツ「アトレー」が加わり、今回のジャパンキャンピングカーショーでも各ビルダーがこぞってベース車にしたことをアピールしています。
新しくなったアトレーは特に室内空間を広くとる工夫が、ベース車の段階から行われています。中でもシートを倒した際にフラットな床面を広く取りやすい、車中泊仕様に向いた設計になっています。今後市販化されたモデルに注目していきたい。
④新型カムロードベース車が各社出そろう
キャブコンのベース車になるトヨタ新型「カムロード」が各社からお目見えしています。
これまでのショーでも話題になっていましたが、今回のジャパンキャンピングカーショーで各社出揃い、購入検討に入れる段階になったと思います。
トラックベースのキャブコンを探されている方はぜひ比較してみてください。
ナッツRVではハイパーエボリューションNEOとして新型カムロードの車両をアピールしています。
⑤タウンエース型キャブコン
大人気だったエートゥーゼットのアミティが廃番となり、ポストアミティを目指し各社が勢力を上げています。
トヨタの「タウンエース」ベースのキャブコンバージョンが増えています。
日本ではちょうどいいサイズなので、こちらの注目ですね。
⑥ポップアップルーフなどカスタム品が熱い
今回会場の4分の1を関連用品の会社が出店しています。
定番のアウトドア用品以外にも電気バイク、ポータブルバッテリー、そして人気のポップアップルーフのブースがにぎわいそうな予感です。
著者:桐山瑞生
Company Name:Campingcar Inc.
Producer/Author: Mizuki Kiriyama