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国土交通省から高速道路の料金所「ETC専用化」の検討が発表されました。
将来的には、全国の高速道路で現金払いができる有人の料金所を廃止し、ETC専用を目指しています。
筆者をはじめ、「ETCカード持ってない人はどうすればいいの?」「いつから現金払いの有人ブースが廃止されるの?」などなど、疑問を持った方多いと思います。
今回は、現時点(2020年7月)で分かっている情報をまとめていきます。
目次
高速料金所ETC専用化・現金払いの廃止の背景は、新型コロナウイルスの蔓延だった?
国土交通省がETC専用化と、現金払いの有人ブース廃止検討へと踏み切った背景には、今世界中を苦しませている新型コロナウイルスの影響があったようです。
高速道路で働く方の中にも、感染された方が多くいたのですね・・・
おそらく感染対策は行っていたと思いますが、料金所のお仕事は必然的に相手と手が届く距離感になりますし、硬貨や紙幣に頻繁に触れることも感染のリスクを高めていそうです。
ETC専用化が達成されれば、料金所で働くスタッフの感染対策になることでしょう。
また、有人ブースが無くなることで、高速道路を利用する私たちの感染経路も無くなります。
感染リスクの軽減という視点では、はやく導入されてほしいこの取り組みですが、まだまだ問題は山積しているようです。
一番に気になるのは、「ETCカードを持っていない人はどうするの?」だと思います。
ETCカードがない人への対応はどうなる?
同記事によると、ETCの利用率は約93%だそうです。
確かに、今やほとんどの人がETCカードを利用していますが、一部の方は現金払いの有人ブースを利用しています。
筆者も、ETCカードを持たず、現金払いしているひとりです。そういった人たちへの対応はどのようになるのでしょうか?
『国土交通省 第38回国土幹線道路部会 配付資料』(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001351205.pdf)を参考に、疑問に答えていきます。
① ETC非搭載の車に乗っている人や、ETCカードがない人への対応は?
『国土交通省 第38回国土幹線道路部会 配付資料』によると、車載器助成やETCパーソナルカードの保証金等の大幅な引き下げ等の環境整備が必要であるとされています。
ETCパーソナルカードとは、高速道路6社が共同発行しているETCカードで、これはクレジットカードを持っていなくても作成できます。
このカードを使用するには最低2万円~の保証金が必要になるのですが、この保証金のハードルを下げるなどの対応が取られるかもしれません。
② ETC非搭載の車が間違って高速レーンに入ってしまったらどうするの?
同じく、国土幹線道路部会の配付資料によると、ETC非対応の車が誤って高速に乗ってしまうことを完全に防ぐことは出来ないとしたうえで、事後徴収システム等の整備、料金徴収コストも踏まえた非ETC車への料金設定等の対応が必要としています。
この事後徴収システム。まだ明確な方法は決まっていないようですが、下記のような流れを検討しているようです。
2.車籍を照会する
3.請求先を特定して、高速料金を請求する
③ ETC専用化はいつから始まる?
この取り組みは利用者の混乱が起こらないよう、慎重に導入を進めていくということで、まだ具体的な開始時期などは発表されていません。
なるべくETC利用率が高い路線から段階的に導入・拡大することも検討されているようです。
国土交通省が発表しているETCの利用状況(https://www.mlit.go.jp/road/yuryo/etc/riyou/index.html)によると、令和2年4月のETC利用率は表のようになっており、特に利用率が高い首都高や阪神高速から導入されるのではないかと思います。
(国土交通省発表のETCの利用状況をもとに作成)
これからETCカードをつくる人が増える?
ETCカードをまだ作っていない人で、これを機に作る人も多そうですね。
筆者もこれまで、年数回のためにわざわざ作るのが面倒で後回しにしていましたが、ETCデビューを検討しています。
・スピーディーに料金所を通過できる
・渋滞緩和につながる
・レーンを間違えることが無くなる
・ETC限定の割引が使える
おすすめのクレジットカードは?
①楽天ETCカード
②ENEOS(エネオス)ETCカード
③エポスETCカード