『TOM200』セキソーボディ
ハイエースキャブコンの大本命!
「キャンピングカー比較ナビ(https://cchikaku.com/)」で人気ランキングTOP10常連のTOM200 を徹底取材してきました。
目次
セキソーボディ(http://sekisohbody.com/)
1974年7月に設立、板金事業から創業し、1986年日本で初めてハイエーストラックベースでキャブコンバージョンを制作した業界内でも3本の指に入る歴史あるビルダーさんです。今ではよく耳にする「ポップアップルーフ」という言葉もセキソーボディが命名されたそうです。私も知らず知らずのうちに当たり前のように使っていました。
セキソーボディは創業以来、「人に寄り添えるクルマ」というコンセプトを掲げ「安心」で「安全」な車両作りをされています。今回2021年6月「キャンピングカー比較ナビ」閲覧ランキングで6位に入ったTOM200もその意志を受け継いでいる魅力ある車両です。
今回はTOM200の魅力についてセキソーボディの中山透社長に雨の中取材にご協力いただきました。
左:中山透社長 右:関口(キャンピングカー株式会社)
異彩を放つ外装
TOM200 はキャンピングカーのキャブコンカテゴリーの中に位置し、ひと際異彩を放っています。それはこれまでのキャブコンとは大きく形が異なっていたからです。
この個性的な形状は風の抵抗を最大限抑えるために開発されました。今ではセキソーボディのアイコンとなるほどにその形状は業界内で定着しています。
独特な形状のバンク
開発のコンセプト
・普段使いがしやすいこと
・空間を広くとる事
・車両サイズを全長5メートル、全幅2メートルに抑えること
・運転がしやすいこと
・軽量に作る事
そこには当然、セキソーボディが信念としている「安心」「安全」な車両作りが根底にあります。
それを形にしたのがTOM200でした。
乗り心地・運転のしやすさへのこだわり
中山社長は「キャンピングカーは車内の装備が良くても車なので、乗り心地や運転のしやすさを大切にしたい」とおっしゃられており、キャンピングカーが持つネガティブな側面になる、大きさや乗り心地にTOM200で挑戦されています。そして、結果として比較ナビランキングで唯一ハイエースベースのキャンピングカーでトップ10に入っています。
今後の車両開発も「今はハイエースでキャンピングカーを制作しているが、他に良いものが出てきた際は取り入れていきたい」とおっしゃられており、セキソーボディの乗り心地、運転のしやすさへのこだわりを感じました。
車内装備は最低限でも良いのでは?
「キャンピングカーでなんでもできるは理想ですが、全てを叶えるとその分自分で処理しなければならないものも増えていきます。充実させることが全てではないと感じています」
車内装備についてご質問した際このようにお答えいただきました。シャワーやトイレといった装備はあると便利ですが、シャワーでは多くの水を給水する必要があり、またそれの排水が必要です。そしてトイレは汚物の処理など事後には手間がかかるものが多くなります。
日本には立ち寄り湯、道の駅、コンビニ、SAPAなどが多く、海外と違い利便性がとても高いため、このような施設を利用していただくことで自己負担を軽減できます。
この様な違いは車内装備の充実と深い関係があります。装備品は増やすことで車両重量も増えていき。本来の乗り心地や運転のしやすさにも影響してくるので購入検討者には利用シーンを考えて選んでほしい。
TOM200 をレンタルできる場所はどこ?
乗り心地、運転のしやすさがウリになっているTOM200は以下でレンタルできます。
・大阪キャンピングカーレンタルセンター
https://japan-crc.com/osaka/detail?car_id=65&page=2#cal
・新千歳空港キャンピングカーレンタルセンター
https://japan-crc.com/shinchitose/detail?car_id=71
あとがき
TOM200 (トム200)の名前の由来をご存知でしょうか?
実は先代社長のお名前です。あ、トムではなく勤(ツトム)さんです。
気になっていた方も多かったのではないでしょうか。
取材:キャンピングカー株式会社 関口義人