4月2日(金)~4月4日(日)に幕張メッセで開催されたジャパンキャンピングカーショーでしたが、昨年の入場者数を大きく下回った。
昨年66,493名に比べ今年は24,166名と約3分の1に落ちこんだ。
(左:山崎育三郎 右:荒木賢治会長)
ジャパンキャンピングカーショー2020
来場者数 1/31(金)7,786名 2/1(土)29,397名 2/2(日)29,310名
合計 66,493名
ジャパンキャンピングカーショー2021
来場者数 4月2日(金) 4,916名 4月3日(土) 9,948名 4月4日(日) 9,302名
合計 24,166名
イベント冒頭で日本RV協会新会長に就任した荒木賢治氏がキャンピングカー業界はコロナ禍でも成長しているという話が頭を過った。
では動員数大幅減少はキャンピングカー業界の成長とは無関係なのか。
初日金曜日に行われたオープニングセレモニーでは俳優の山崎育三郎氏が登壇することもあり、メディアの人数は例年の2倍近くに感じた。
目次
なぜ国内最大キャンピングカーショーの来場者数が減少したのか
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コロナ感染リスク
3月21日に緊急事態宣言が解除されての開催となり普段であれば来場につながる状況だったが、キャンピングカーのメインユーザーである子供連れのファミリー層や60代の退職世代が足を運ばなかった。
家族のことを考えた個々の判断であろう。
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コロナの影響で収入が減少し購入検討者が思いとどまっている
全世界的な収入減少は購入検討者の購買動機を下げている。また国内では緊急事態宣言が解除されたがワクチン接種まではまだ時間がかかりそうである。
先行きが依然不透明なため様子を伺っている方が多いと業界関係者との話で聞く機会が多くなっている。
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延期されての開催で目玉となる車両が無かった
多くのビルダーが2月開催を目指してイベント準備をしてきたことは言うまでもないが、そこでの情報解禁を考えていたものを今回4月開催まで待たずに公表し、目新しいものがイベントになかったことも要因の一つと考えられる。
大手ビルダーのナッツRV リチウムイオンバッテリー搭載車ハイパーエボリューションもその一つであった
今後のキャンピングカー業界の展望
結論はキャンピングカーレンタカー、キャンピングカーシェアがワクチン接種完了までは客数増加が続く。その後購入再検討に動くと予想している。
上記のようにコロナ禍では生活必需品ではないキャンピングカー購入は家族会議でも説得難しい状況となっているようだ。
レンタルやシェアサービスでのキャンピングカー利用者が徐々に増えてきいるとの情報もあり、この間に経験を積んだ購入予定者がワクチン接種後に活発に行くことを期待したい。
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