濃厚接触・体験談①ではパートナーの感染がわかるまでをまとめましたが、今回は自分の身に起ったコロナウイルス体験談をまとめました。
8月11日時点では都内の病院で入院して”隔離”されていました。
体調は特に悪くなかったですが、こもりっきりの生活に初めはしんどさを感じていました。
<前回の内容>
【濃厚接触・体験談】家族がPCR検査で新型コロナ陽性に!濃厚接触者の定義とは??家庭内感染の実態
<人気記事>
▶︎自費PCRが可能なクリニックで検査してみた ~予約から検査結果受け取りまで~
▶︎ワーケーションを実施・導入している企業一覧まとめ。導入によるメリット・デメリットは?
目次
新型コロナ感染症「陽性」になるまで
PCR検査までのもどかしい時間
8月1日 土曜日
正午を過ぎた頃、区職員からパートナー宛に入院先や他詳細についての連絡がありました。入院は翌日から8月8日までとの事。通常、発症から10日程度の入院になるそうです。
病院までは区職員に車で迎えに来ていただく事がわかりました。
結局発症から入院までのおよそ5日間を共に過ごした訳ですから、感染らない方が難しいです。実際に生活して感じましたが、一緒に暮らしている家族は感染不可避なのではないでしょうか。
パートナーの陽性がわかった段階で、私は会社からの要請もありホテルへ避難しました。
濃厚接触者として不用意に出歩く事もできず、区職員からPCR検査指示の連絡を待っていました。
しかし、結局この日に連絡はありませんでした。
8月2日 日曜日
全身を防護服でまとった区職員 がパートナーを車で迎えに来たので、見送って部屋へ帰りました。
まずは部屋の掃除から始め、ドアノブやトイレなどを念入りに消毒しました。次に布団を洗濯や風呂掃除などを行ってしっかり換気をしました。
いくら待っても保健所職員からPCR検査の連絡がないので、改めて新型コロナ受診相談窓口へ連絡し、金曜日から連絡を待っているが来ないと伝えました。すると驚きの回答が・・・。
「区の職員は土日は休みなので、明日の朝もういちど区の保健所にかけて頂いても良いですか?心配されていますよね、申し訳ございません。」
休み!!
気づかっていただきましたが、正直驚きを隠せず。。。
もちろんお休みはしょうがない事ですが、現状何か策を考える必要があるのでは?と思ってしまいます。
濃厚接触者となり、早く結果が知りたい状況にあるのは私だけでなく私の生活圏で接触した方とその先のご家族が私の結果を待っている状況にあります。わからない以上むやみやたらに外出ができな状況にも関わらず、ただただ健康体。人によっては大丈夫だろうとして出かけてしまう人もいると思います。
同じように困っている人が複数いるだろう中、他にやりようがないのか?
こんな状態なのだから、シフト勤務で土日も対応する事はできないのかと思ってしまいました。もちろんこれは私が感じた意見なので、そうできない事情があるかはわかりません。
ひとまず「グレー」からの解放を!
8月3日 月曜日
朝一番に保健所へ電話をし、金曜から連絡を待っていると説明しました。すると、翌日のPCR検査を受けられる事になりました。
区から要請を受けたPCR検査の費用は基本無料 で受けられます。
1日全く症状もなく元気に過ごしていたので、感染してないのでは?という期待から、早くPCR検査をしたいと気持ちをはやらせました。
8月4日 火曜日
最寄りの区保健所へタクシーでPCR検査を受けに行きました。電話で念押しされたのですが、移動は公共手段を使わずにマスクをしてタクシーで向かって下さいとの事。タクシーの費用は個人での支払いとなります。
私が受けた検査は唾液をためて提出するもので、5分〜10分程度で終わる検査です。私の他にも多くの方が区の要請で受けに来ていました。結果連絡は明日か明後日と説明を受けました。
これでやっと答えがでるのだ!とすでにスッキリした気持ちがありつつ帰宅。
結局、 私がPCR検査を受けられたのはパートナーが発熱してから6日後 でした。症状もなく元気に過ごしていたので、楽観的にその期間を動き回っていたら大変な事になりますね。
まさかの陽性。やっぱりの陽性。
8月5日 水曜日
あいかわらず熱も36.4度と平熱で朝を迎え、通常通り在宅で仕事をしていました。なんら変わらない体調と、PCR検査を受けた達成感により「陰性」であると思っていたふしがあります。
夕方を回った頃に保健所職員から連絡が入りました。
「検査の結果ですが、陽性でした。隔離のためのホテルを用意しますので、明日隔離先をお伝えし明後日からホテル滞在をしていただきます。」
え!?今私コロナ中ですか!?
症状もなく、熱もないのに感染中なのかという気持ちでした。そしてやっぱり数日もの間を濃厚に接触したら、そりゃあ感染るわ・・・。という気持ちもありました。
その夜から頭痛が始まり、熱も出始めました。
新型コロナ感染症になってわかる事
8月6日 木曜日
熱が38度ある事を区職員から連絡があった際に伝えた所、ホテル滞在ではなく病院へ入院する事となりました。
基本的に 『熱や倦怠感などの症状がある人→病院』 『症状の無い人→ホテル』 で隔離されるそう。
病院ですと常に医療従事者がいる中での滞在となり、安心して過ごせますが個室や大部屋を選ぶことが基本できません。搬送された部屋が大部屋であれば大部屋で過ごす必要があります。
ホテルの場合は医療従事者がいるわけでは無いので、基本的に部屋には食事のみが運ばれるのではないかと思います。
味覚・臭覚障害
私は高熱のだるさの中、入院のための荷物をまとめながら半べそをかいてました。
「なんで私は人の入院の支度をしたのに、私には誰もしてくれないのだろう・・・。」
致し方なし。
★用意してくださいと言われる荷物
タオル/パジャマ/下着/体温計(ホテル)
またその頃にあの有名な症状のひとつに気がつきました。
発熱と嫌悪感の中で食欲があまり無いにも関わらず、どうしてもピザポテトが食べたくなったのです。とりあえず、何かご飯をと思いマスクをして近くのコンビニへ行き、そうめんとピザポテトを買いました。
そして、そうめんを口に入れた瞬間、衝撃をうけました。
「あじがしない・・・?」
水につけてそうめんを食べているようだ・・・。いやまてよ、ピザポテトは流石にわかるだろ・・・。と思い、すぐさまピザポテトを食べました。
「味がしない!!」
あの、味の濃いピザポテトですら、味・・・感じなかったです。辛味は味覚ではなく痛覚で感じるものだからか、辛さは感じました。
水とお茶の違いはわかりません。牛乳との違いも、味はわかりませんが、牛乳の方が重みがあって硬さを感じます。ヨーグルトの酸味は少し感じました。
入院が決まってわかった事
隔離期間ですが、発症から10日間は最低でも隔離が必要とされます。発症しない場合はPCR検査を受けた日から10日間の隔離となるそうです。
私の場合、PCR検査を受けた日は8月4日ですが、熱が出たのが8月5日になるので、発症から10日ということで最低でも8月15日まで入院となります。
当日迎えに来てくれる車には全身防護服の職員が乗っているので驚かないで下さいと言う説明をして頂けますが、その際に自宅マンションの下まで迎えに行っても良いかどうかも聞かれます。自宅前にその格好で来られたら困る!という方はそれを伝えれば少しずらした場所の指定もできるのでご安心下さい。
【濃厚接触・体験談③】入院編へ続く