6月とはいえ気温30度以上が当たり前になっているこの時期、真夏ではなくても熱中症に十分注意しなくてはなりません。
まだ夏本番という意識がない6月は、本格的な熱中症対策がとられておらず、子供の熱中症が重篤化するケースも多いのです。
特に熱中症が起こりやすい車内で気を付けたい熱中症対策をご紹介しますので、ぜひ日常でもお役立てください。
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目次
わずか15分で危険なレベルになる
JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35℃の炎天下に駐車した車内の熱中症指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達しました。また、車を日陰に駐車していたとしてもその車内温度の差はわずか約7度で、駐車場所にかかわらず外気温が高温である場合は注意が必要です。
(引用元 https://jaf.or.jp/common/news/2019/20190724-01)
【車内での熱中症対策】
「すぐ戻るから」は絶対NG!車から離れる際は子供も連れていく
毎年夏になると、子供を車内に置いた少しの間に熱中症が重症化して亡くなってしまうという悲しいニュースが聞こえてきます。
冒頭に引用した検証テストにもあるように、わずか15分で人体に危険なレベルに達します。エンジンを切った状態の車内は50度近くまで温度が上がることもあり大変危険です。そんな中に子供を数分でも置いていくことはやめてください。
「すぐ戻るから待っててね」は絶対にNGです!
停車中はサンシェードを!
日陰に駐車していたとしても、車内温度はグングン上昇します。
猛暑などは外気温が40度近い高温になる日も多いので、サンシェードで車内が高温になるのを防ぐことは一番手軽でわかりやすい対策ですね。
その他、窓用のカーテンも後部座席に設置しておくと安心です。
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チャイルドシートにもサンシェードをかけておく
チャイルドシートやジュニアシートも真夏は火傷をしそうなくらい高温になっています。
その中に子供を座らせると火傷や熱中症の危険性も増しますね。
シート全体を包むサンシェードがあればその危険も防げますので、こどもが大きくなるまで数年使うものとしてご用意されると良いでしょう。
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保冷シートや吸汗タオルを利用する
上記のチャイルドシート用のサンシェードにも通じますが、子供の体を包み込む形になっているチャイルドシートは熱をなかなか逃がしてくれません。
特に子供は体温が高いので、想像以上に熱がこもっているものです。
保冷シートや吸汗タオルを利用して熱がこもるのを防いであげましょう。
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エアコンが効くまでドアを開けて車内温度を下げる
ドアを開けた瞬間、思わず「うわっ」と怯むくらいの高温の車内。皆さん経験があるかと思いますが、必ずエアコンを全開にするのと同時にドアや窓を開け、その対曲線側のドアや窓を開けて車内の空気を通しましょう。
特に子供を車に乗せる場合はチャイルドシートやジュニアシートが後部座席にありますので、後部座席側のドアも開けておきましょう。
「隠れ脱水」に注意!こまめな水分補給は必須
輻射熱やエアコンの影響で、車内は思っている以上に乾燥している状態になりがちです。気づかないうちに脱水症状になっているのが「隠れ脱水」。知らず知らず症状が進行していて重篤化することも多い隠れ脱水対策は、適度な休憩とこまめな水分補給が必須です。
また、利尿作用のある緑茶やコーヒー、カフェイン飲料は体内の水分を排出してしまいより脱水症状を起こしやすくなるので控えましょう。水やノンカフェインの麦茶がオススメ。
車用の扇風機を設置しておく
運転席と後部座席で体感温度が違うこともあります。
扇風機で空気を流せるようにしておくと便利です。アシストグリップ(窓上についているつかまるところ)に首振りができる扇風機を設置しておけば7人乗りの大きめの車でも全体に風が行き届きますよ。
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冷却スプレーで瞬間冷却!
タオルや布製品を瞬間冷却してくれる冷却スプレーも便利。外でアクティブに動いた時にタオルを冷やしたり、チャイルドシートやジュニアシートの熱をサッととってくれる優れもの。ただし破裂する可能性があるので、車内保管は厳禁です。マザーズバッグなどにしのばせておきましょう。
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まとめ
大人でも自覚しにくく、知らない間に重症化してしまう熱中症。自分のことをまだ上手く話せない子供は「静かだと思ったら熱中症になっていた!」ということも当然起こり得る話なのです。
便利グッズを使いながら、これから厳しくなる夏に向けて子供の熱中症対策をしっかり意識しておきましょう。
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