キャンピングカーには、普通車にはなかなか装備されていない、エンジンを停めていても使える暖房が有ります。
その暖房こそ、キャンピングカーで大人気装備「FFヒーター」というものです。
FFヒーターは、どういうものかというと。。
自動車の燃料(レギュラーorディーぜル)を使いRVバッテリーで送風する暖房器具です。
■FFヒーターのメリット
・エンジンを停めていても使える
・吸気排気は車外で行い、クリーンな空気で暖房が出る
・す~~~っごく暖かい
・燃費が良い(1時間で燃料200cc程度消費)
普通、自動車はエンジンを冷やすラジエターの熱を利用して暖房を使いますよね。なのでエンジンを停めると暖房が出ません。
しかし、このFFヒーターはアイドリングストップでイケちゃいます。
■FFヒーターのデメリット
・なにせ取付費用が高額
・暖まりきると車内が乾燥気味
■FFヒーターの燃料
・自動車のタンクから吸い取り暖房
自動車により、ガソリンorディーぜルが有りますよね。その種別で取り付ける器具が変わります。
■FFヒーターの安全性
FFヒーターは、少し昔の家庭用ガスファンヒーターに近いです。
私むか~し、東〇ガス系の会社員時期が有りまして、、住宅用FFヒーターと全く同じ機構です。
吸気排気を外で行っていますので安全性は確保されていますが、2時間間隔に5分程度空気を入れ替えましょう!
そこまでシビアに考えなくても大丈夫ですが!
■FFヒーターの使い方
使い方はとっても簡単。
メーカーにもよりますが、スイッチを入れるだけ、又はダイヤルを回すだけ。
点火したら、~7分以内には超暖かい、、、いや!吹き出し口はかなりの熱さの風が出始めます。
次に温度調節ダイヤルなどを回して温度調節する。
停止の仕方は、スイッチを再度押す、又はダイヤルを逆回しするのみ。
■FFヒーター使用上の注意点
FFヒーターは車両燃料を使用していますが、点火したり送風ファンのモーターを回す為にサブバッテリーの電気を使っていますので、サブバッテリーの電圧が低い状態だとFFヒーターが点火しない場合があります。また冬の積雪時には、車外の排気口が雪で塞がれない様注意してください!安全装置は付いていますが排気逆流してくると大変危険です。
■有名なFFヒーターメーカー
・べバスト社
・エバスペッヒャー社
そう、安全性等、、諸々考えると、、この2党かな、、、と。最近ではメッチャ安価な中華製ヒーターも有ります。が、、
■FFヒーターの取り付け方法
①専門業者に依頼する
最も手間がかからず安全な方法として挙げられるのが、専門業者に依頼する方法。
キャンピングカービルダーは全国に多数あり、FFヒーターの取り付けが用意されています。
取付費用は、、車種にもよりますが、新車の場合20万円前後。後付けも同じ位か、車種によってはもっとかかります。
最近ではキャンピングカーではなく乗用車に付けてる人も多いみたいです。旧車のワーゲンバス等にも付けてる人もいますね。
②自分で取り付ける場合
絶対にオススメしません!
自己責任だとしてもファミリーの事を想ったら、、よーーく考えましょう。まず先に取付業者に相談、依頼する事をお勧めします。
■FFヒーターが正常に作動しなくなったら
下記の症状が出たらご機嫌斜め、、オーバーホール(分解清掃)をお勧めします。
・点火したらエラーコードが出て送風も出ない
・温風は出るが温度が上がらない
・送風温度MAX運転しても風が弱い
・車外排気口から黒い煙が出てる
中古でキャンピングカーを購入した場合や、長い期間FFヒーター使用してたり、使い方を誤るとヒーター本体の中に煤が溜まり正常に作動しなくなります。
その場合はもうオーバーホールしかありません。勿論自分で行う事は出来ませんので専門業者に相談、依頼して下さい!
☆不調になりにくくするワンポイントアドバイス☆
基本全開運転!
温度調整は半分くらいまで!
車内が暑い場合は換気か停止する!
停めて送風完了するまでは再点火しない!
使わない時期も、月1回30分運転させる!
丁度いい動画が有りますので、見てみてください。
まとめ
今回は、キャンピングカー装備の大人気装備FFヒーターについてご紹介しました。
キャンピングカーを購入し、今後取り付けたい!最近調子が悪い!なんて方の参考になれば幸いです。
キャンピングカーでの旅行がより楽しくなるように、FFヒーターを取り付けて防寒対策を万全に!
このメッチャ暑い時期のヒーター話でした。