キャブコン

Puppy480/パピィ480(パピー480)

非公開 / 非公開 こしがやたろうさん

走る走る!

総合評価5.0

燃費4.0

乗り心地4.5

居住性4.5

運転しやすさ5.0

価格5.0

車高の高さ以外普通車と変わらないか、それ以上の取り回しの良さ。反面、それだけ限られた車内スペースの割に狭さを感じさせない工夫。にも関わらず充実した標準装備。それでいて抑え込まれた価格。などなど、あげればキリがない長所を持った車ですが、意外と語られていないこの車のポイントは、なんと言っても走行性能の高さではないでしょうか?
原理が謎の直進安定性、軽い車体からくる、キャンピングカーとは思えない加速の良さと、キャブコンの最大の欠点と言っていい、『走るのが苦手』という、車としてどうなのか…的な欠点が見事に克服されています。

我が家は、ディーゼル四駆にオプションのスロットルコントロールをつけていますが、そのおかげもあって、出足もパワフルでストレスフリーです(試乗した限りですが、ガソリン車でもかなり走る感触でしたから、もちろんそちらでも悪くないと思います)。
家族と水と食料と、たっぷり積んでも山道をグングン登り、登坂車線の必要性を感じたことは全くありません。

横風にこそ、当然警戒が必要なものの、そうでない日は高速道路もそこそこのスピードで巡航可能。
これ以上出すとお巡りさんに怒られてしまいますから、私としては充分です。

車として、普段使いから長期の旅まで、なんでもこなしてくれます。

また、電気関係が強いのも素晴らしい。
リチウムの設定こそないものの、トリプルサブバッテリーが十分な働きをしてくれるおかげで、夏の夜のエアコンも安心して使えますし、走行充電とソーラーパネルが優秀すぎて、気がつくといつの間にやら満充電です。
天気の良い日などは、ソーラーの発電量がエアコンの消費電力を上回ることも珍しくないので、かなり電気に強い車と言えるのではないでしょうか?

どうしても余剰のバッテリーが欲しければ、高機能ポータブルバッテリーの一つも積んでおけば、よほどの時以外は、電気に困ることはないのではないかと感じます。

他にも、走行中の間接照明やラダーなど、この車の良いところはまだまだあります。
ビルダーさんも親切で、納車後に気になるところがあると、社長自らささっと手直ししてくれますから、買った後も安心できます。

もちろん、上をみればキリがないキャンピングカーですが、普段使いができるから、庶民にもギリギリ手が出せる、それでいて高性能な一台となると、正直puppyシリーズをおいて他に無いのでは無いかと思います。