[抗原検査キット比較]PCR結果=「陽性」の友人に医療用＋8種類の人気抗原検査キットで検査してもらったら

[2023/07/31 最新情報]

医療用抗原検査キットでＰＣＲ陽性者の検体で試してみました。
メーカー：シーメンス
→結果、ＰＣＲ結果＝陽性の人の検体で医療用抗原検査キット→【陰性】でした。

※ＰＣＲ検査結果1時間後に医療用抗原検査キット（シーメンス）でチェック

医療用抗原検査キットでも「陰性」となる場合あり（PCR検査＝陽性者）

→結果、陽性者17名中、3名のみ抗原検査キットで陽性反応が出ました。残りの14名は陰性結果でした。

ＰＣＲ結果＝陽性	抗原検査結果＝陽性
１７名	３名

抗原検査キットによる陽性反応率17.6％（精度）となります。
（※感染後3-7日以内の陽性者のデータのため、検査精度にバラツキが存在することを予めご了承ください）

※当サイトへの情報の掲載は、あくまで実績に基づく検証結果です。結果データについては万全を期しておりますが、当サイトを介して取得された情報に関して、その内容の保証、及び責任は一切負いません。

[2022/1 最新情報]　→　ほぼ全ての抗原検査キットマニュアルには「15分経過で陰性陽性判断」できると明記されていますが、オミクロン以降、著者の検証結果では2-3時間経過後に陽性の線が現れるケースが続出しております。抗原検査キットを利用する際は2-3時間は必ず放置して気長に待ちましょう！

[抗原検査キット性能（精度・感度）比較]

2022年2月現在、ステルスオミクロン株やオミクロン亜種といった新しい株が世間では騒がれています。また、現在は抗原検査キットやPCR検査試薬が世界中で不足しており、今後も入手が困難が続くことが予想されます。

[読者投稿記事]

①現在出回っている抗原検査キットは約50種類！気になる検査精度は？　

現在、市場に出回っている市販の抗原検査キットは約50種類にものぼりますが、検査精度は70％未満程度と言われています。（※著者調べ）

そこで今回は、のどの痛みを感じてPCR検査（池袋のＫグループPCR検査センター）を受け、陽性結果が出たばかりの知人Ａ君に8種類の抗原検査キットの検証をお願いした。陽性の結果が出た翌日に市販の抗原検査キット8種類で検査してもらったので、その検証結果を比較公開しました。身体がだるい中、Ａ君ありがとう！！

②そもそもPCR検査、抗原検査の違いとは？

	PCR検査	抗原検査
目的	現在コロナに感染しているか	現在コロナに感染しているか
結果が出るまでの時間	約7~48時間	約15分～30分
精度	約70％-95%	PCR検査より劣る（70%未満）
検査場所	医療機関or民間センター	医療機関or自宅(検査キット)
検査方法	唾液　or　鼻咽頭	唾液　or　鼻咽頭
検出対象	ウイルスの遺伝子	ウイルスが持つタンパク質
特徴	抗原検査より精度が高いが、すぐに結果を知ることができない	感染後48時間以内、また無症状の場合は検出しづらい（と言われている）
費用目安	医療機関:1万円~4万円程度民間機関:5千円~3万円程度	自宅キット:2000~5000円程度

※検査費用、所要時間はあくまでも目安であり、検査機関により異なります。

※各データは著者独自調べ

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抗原検査ではなくさらに精度の高いＰＣＲ検査はこちらへ

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③陽性の知人が市販の抗原検査キット8種類の結果を比較してみた

今回取り上げた抗原検査キットたち

（注）あくまで個人レベルでの検証結果です

写真だけでは少し見づらいが・・・・・

ＰＣＲ陽性者Ａ君に8種類の抗原検査キットを試してもらった結果がこちら

◆結果詳細一覧（検証結果はあくまでＰＣＲの結果を正とする）

抗原検査キット名	パッケージ写真	検証結果	検査結果写真Ｔに線が出ると陽性	詳細
①唾液抗原検査キット		陽性 ↓ 〇正解		写真では見づらいがうっすらとＴの部分に線が出ている
②SAFE CHECK		陰性 ↓ ×間違い偽陰性		光を当てて見るもＴのところには線無し（念のため3時間放置後も同様結果）
③VERI-Q		陰性 ↓ ×間違い偽陰性		光を当てて見るもＴのところには線無し（念のため3時間放置後も同様結果）
④新型コロナ抗原検査キット		陽性 ↓ 〇正解		写真では見づらいがうっすらとＴの部分に線が出ている
⑤抗原検査キット		陽性 ↓ 〇正解		Ｔのところに線が見える
⑥抗原検査キット COVIT-19AG		陽性 ↓ 〇正解		Ｔのところに線が見える
⑦COVIT-19 抗原一括急速検査カセット		陰性 ↓ ×間違い偽陰性		光を当てて見るもＴのところには線無し（念のため3時間放置後も同様結果）
⑧COVIT19 ANTIGEN		陽性 ↓ 〇正解		写真では見づらいがうっすらと陽性線が出ている

④結論・免責

ＰＣＲ検査に比べて精度が低いとされている抗原検査キット。しかし、世の中にはかなりの数の抗原検査キットが存在している。自治体によっては抗原検査キットを無料配布し、ＰＣＲの代替にしようとしている。しかし、その抗原検査キットの検証をやっている自治体・クリニック・薬局はほとんど聞いたことがない。
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今回のＡ君の検証結果が、みなさんのお役に立てると非常にありがたい。

なお、今回の8種類の抗原検査キットの検証は前日のＰＣＲ検査結果の陽性を「正」とした検証であり、陽性線の見え方など、あくまで個人的な見解が含まれています。（肉眼での検証です）
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今回はあくまで個人の検証方法であり、当サイトへの情報の掲載に関しては、万全を期しておりますが、当サイトを介して取得された情報に関して、その内容の保証、及び責任は一切負いません。

2022年2月　K.S

[最新情報]　→　ほぼ全ての抗原検査キットマニュアルには「15分経過で陰性陽性判断」できると明記されていますが、オミクロン以降、著者の検証結果では2-3時間経過後に陽性の線が現れるケースが続出しております。抗原検査キットを利用する際は2-3時間は必ず放置して気長に待ちましょう！

[よくあるご質問]

Ｑ：「抗原検査と抗体検査の違いとは」

Ａ：抗原検査と抗体検査はその目的が全く異なります。

●抗原検査とは

新型コロナウイルスが持つ特有のタンパク質（＝抗原）を検出する検査方法です。
PCR検査に比べ検出率はかなり劣りますが、短時間で検査結果が出るメリットがあります。

新型コロナウイルス「ＢＡ５」「ＢＡ２．７５（ケンタウロス）」が蔓延したころより、抗原検査結果＝「陽性」であれば、ＰＣＲでも陽性の可能性がかなり高いですが、抗原検査結果＝「陰性」の場合は、「不明」と思った方が良いです。ＰＣＲ検査を受けるとことをオススメします。
※2022/07/27最新情報　新宿ＰＣＲ検査センター実績による